近代日本は、世界各国の教科書で、どのように記述されているのでしょうか?
MPFは、16ヶ国の中学校と高等学校から現在使用されている地理、歴史、国際問題、文化関連の教科書を17冊収集しました。これら16ヶ国は具体的には以下の国々です:
(各国の教科書の記述は、国名をクリックしてご覧ください)
ヨーロッパ……
オーストリア、
フランス、
ドイツ、
スイス、
英国
アジア…………
中国、
インド、
インドネシア、
韓国、
マレーシア、
ロシア、
シンガポール、
ベトナム
北米……………
メキシコ、
米国
南米……………
ブラジル
私たちが各国の教科書から学んだことは、日本について学ぶとき、どの国も自国にとって最も関心や懸念のある問題・話題を中心に取り上げているという点です。国際的にバランスの取れた観点でこのテーマを取り上げている例外的な国も数ヶ国ありましたが、ほとんどの国では、子供たちが自国の文化のレンズを通して見たり、解釈したりした日本を学んでいるということです。
最近、中国、韓国、日本の間で、アジア諸国に対する日本軍の過去の侵略行為をどのように歴史の教科書で扱うかを巡り、深刻な対立が起こっています(歴史教科書問題)。
だからこそ、議論したり判断を下したりする前に、私たちが「事実」を学ぶことが何よりも大切なのです。理想的な解決方法は、私たちがまず事実を学び、その後で共同の委員会を設置して、事実に基づいた、しかも各国が納得できる歴史の記述を共に研究し、創り上げていく事です。もちろん、これはとても困難な作業です。